土用の丑の日や暑い夏に食べたくなるのが「うなぎ」です。
しかし、近年うなぎは値段が高騰化していてチェーン店のうなぎでも結構いい値段で販売されて購入を躊躇する方も多いのではないでしょうか?
川や海が近い方は天然うなぎを釣って食べれば楽しく、お金もかからないので一石二鳥かもしれませんね!
しかし、市販のうなぎと違い天然のうなぎはしっかりと泥抜きをしなければ臭いがあるとも言われています。
せっかく天然のうなぎを食べるなら美味しく食べたいですもんね!
「泥抜きと言われても水は水道水で良いの?」「水温や水量をどうすれば良いか分からないという!」方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「うなぎ泥抜きは水道水と海水どっちが良い?水温や水量についても!」と題してうなぎの泥抜きについてご紹介します。
川で釣ったうなぎの泥抜きは水道水でも良い?
- うなぎの泥抜きは水道水でOK.
川で釣った淡水魚のうなぎでは水道水を使って泥抜きを行います。
海水と河川水が混ざる場所(汽水域)で釣れたうなぎや、川の上流(清流)で取れたうなぎは泥抜きしなくても臭くありません。(人によって感じ方が違うかも)
しかし、場所によっては泥抜きが必要な場合もあります。
うなぎ自体の身は泥臭くないのですが、うなぎの内臓に残っている川の苔やカニなどが消化されたものが臭いのです。
この、うなぎの内臓の中に残っているものを吐き出させるのが泥抜きです。
うなぎの泥抜きに使う水は、水道水でOKです。
ただ、水道水はカルキが入っているので、水道水にそのままうなぎを入れてしまったら死んでしまうことも!
そのため、カルキ抜きが必要です。
死んでしまったら、泥を吐き出してくれませんからね。
うまく泥が出なかったら、泥臭くてとても残念な気持ちになります。
うなぎ泥抜きに水道水を使う場合はカルキ抜きが必要!
- 2−3日汲み置きしておく。
- 中和剤を利用する
水道水には、カルキという殺菌成分が入っています。
カルキは塩素のこと。
人間の身体には有害にならない程度のカルキが、水道水に含まれています。
しかし人間より身体がずっと小さい魚にはダメージがあるのです。
泥抜きには、2−3日必要ですのでカルキを抜いた水道水で飼育しましょう。
水道水のカルキを抜く方法はとても簡単で汲み置きしておくことです。
カルキの濃度の地域差もありますが、一般的には2−3日置いておけば大丈夫です。
でも、釣るつもりはなかったのに予想外にうなぎが釣れてしまった!
こんな場合、汲み置きの水なんてありませんよね。
その場合は、専用の中和剤が売っています。
中和剤の種類は2つ
- 固形状のカルキ抜き剤
- 液体タイプのカルキ抜き剤
固形タイプは、溶けきるまで5分程度かかります。
液体はそのまま水道水に入れるだけなので、使うなら液体タイプをお勧めいたします。
うなぎ泥抜きは海水の方が良い?
- 海水より水道水の方が良い。
- 塩水を使ってもOK。
川にいるうなぎ淡水魚なのでは、井戸水や水道水などの綺麗な水で泥抜きが良いです。
河口にうなぎがいる時がいるので、海水でも良さそうですが、海水より淡水がいいですね。
海水と河川水が混ざる場所(汽水域)も生息地域ですが、わざわざ海水を使う必要はありません。
ただ、天然うなぎには、病原虫が付着しています。
これを落とすためを塩水を利用することもあります。
目安は、40リットルに大さじ2杯程度。
カルキが入ってる水は死んでしまいますが、塩水なら虫も落とすことができます。
塩水を使う必要はありませんが、気になるようでしたら、塩水を利用してみましょう。
うなぎ泥抜き水の温度は?
- 水の温度は、熱くもなく冷たくもなく
水の温度は、常温です。
釣ったところの水温くらいがベストです。
養殖のうなぎは、温度を高く飼育されていますが、泥抜きだけなのでそんなに温度を気にすることはありません。
うなぎ泥抜き水の量はどれくらい?
- 水の量は、うなぎが浸かる程度
うなぎの泥抜きのために必要な水の量ですがうなぎがつかるくらいが目安です。
うなぎ釣りの時に使ったクーラーボックスにそのままホースを入れ、水をちょろちょろクーラーボックスの中に出しておきます。
そして水抜き穴から、少しずつ水が出て行くようにしておきます。
水の量は、うなぎが浸かるくらい。
うなぎが入れ物から逃げ出さないように、ふたは閉めておきましょう。
うなぎ泥抜きにブクブクは必要?
大量に釣ってきた場合、水を汚さないようにブクブクは必要です。
しかし、1−2匹程度なら必要ありません。
うなぎが酸欠にならないようにするためのものなので、水道水ちょろちょろで十分酸素を与えることができています。
うなぎ泥抜き水道水についてまとめ!
うなぎの泥抜きは水道水でOKでした。
- 水道水でOK
- カルキを抜く
- カルキ抜きは、汲み置きか中和剤を使う
- 海水は使わない
- 水の温度は常温
- 水量はうなぎが浸かるくらい
- ぶくぶくはなくても良い
泥抜きは必要・不必要の意見に分かれます。
調べた感じでは、
- 清流・汽水域は不必要
- 清流。汽水域以外は必要のようです。
天然物のうなぎは、お店で食べても泥臭いと感じたことがあるので、味覚の違いもあるかもしれません。
内臓の中の苔や、えさなどを吐かせるためには、やはり泥抜きはした方がいいですね。