雨が多い季節は特に「通勤時、雨に降られたら嫌だな」とか、「外仕事だから、天気が気になる」とかいう方は少なくないと思います。
スマホのアプリで天気予報を見たけど「降水量〇〇mm」と書かれていても、それがどれくらいの雨の強さか目安がイメージが出来ない……。
傘を持っていくべきかどうか悩む……。
そんな方も多いのではないでしょうか?
また最近では激しい雨で降水量6㎜が話題にもなりました。
それで、この記事では『降水量1㎜、2㎜、5㎜、6㎜~30㎜までの目安はどれくらい?』を、具体的にご説明します。
降水量とは?
降水量とは、「降った雨が、その場所にたまった場合の水の深さ」を表します。
単位はmmが使われていて、例えばコップやバケツなどをその場所に置いておいて溜まった量が降水量となります。
アメダスや気象台が「転倒ます型雨量計」という装置を用いて、10分、1時間、12時間などの間隔で計測した数値が発表されています。
10分表記の場合、例として1時から1時10分までに観測された降水量。
1時間表記の場合、1時から2時の間に観測された降水量になります。
因みに「転倒ます型雨量計」という装置の仕組みですが、0.5mmの「ます」が二つあって、ますに水量が0.5mmたまると1回転倒するというものです。
その1回転倒ごとに、0.5mmの降水量が観測されています。
降水量の目安を紹介!
ここからは、降水量ごとの目安を説明します。
表記で一番よく見る1時間ごとの降水量の場合を説明しています。
まず、ほとんど傘なしで平気な目安0.5mmです。
地面は濡れますが、水たまりが出来るほどではありませんし、車を運転される方なら、ワイパーも手動で事足ります。
それに外で植えている植物には、水やりが必要なレベルです。
0.5mmの降水量で短距離の移動なら、傘なしでもほとんど気にする必要はないという事ですね。
イベントも開催可能です。
目安
降水量:0.5mm
雨対策:傘がなくても平気
車のワイパー:MIST(手動)
バイク・自転車:平気
植物等の水やり:必要
外でのイベントの開催:可能
降水量1㎜はどれくらいの雨?バイク大丈夫?
1mmから、水はけが悪いところに水たまりがぽつぽつと出来始めます。
短期間なら傘なしでもまだ大丈夫ですが、白いシャツなど透ける素材のものはアウト。濡れて透けてしまいます。
長時間の移動なら、雨具があった方が安心といったところでしょうか。
車のワイパーはまだ、INT(一定間隔でゆっくり)での稼働で大丈夫です。バイクでの移動ならヘルメットに水滴がたまり、やや視界不良になってきます。
1mmなら植物には別途に水やりが必要です。
目安
降水量:1mm
雨対策:傘がなくても平気、水たまりが出来るので足元注意
車のワイパー:INT(一定間隔でゆっくり)
バイク・自転車:やや注意
植物等の水やり:必要
外でのイベントの開催:可能
もっと詳しく降水量1㎜がどれくらいの雨か知りたい方は別記事で紹介しています!
降水量2㎜はどれくらいの雨?
2mm。ここまでになると、短時間の移動でも傘が欲しいところです。
2mmの場合、傘なしで歩いた時濡れているという体感があります。
植物の水やりは、場合によっては必要というところです。
目安
降水量:2mm
雨対策:傘必要
車のワイパー:INT(一定間隔でゆっくり)
バイク・自転車:やや注意
植物等の水やり:場合によっては必要
外でのイベントの開催:場合によっては可能
降水量5㎜はどれくらいの雨?
5mmの降水量ですといわゆる「やや本降り」と表現できます。
傘は持って出かけた方が良いでしょう。
車のワイパーはINT(一定間隔でゆっくり)での稼働だと、やや視界不良になってきますし、バイクならなおさら前方が見えづらくなってきます。
お外のお花の水やりは不要です。
目安
降水量:5mm
雨対策:傘必要
車のワイパー:INT(一定間隔でゆっくり)だと力不足
バイク・自転車:注意
植物等の水やり:不要
外でのイベントの開催:難しい
降水量6㎜はどれくらいの雨?
6mmも同様です。
4.0~7.5mm未満の降水量だと、外では強い雨の音が聞こえています。
目安
降水量:6mm
雨対策:傘必要
車のワイパー:LO(連続稼働)、HI(高速連続稼働)
バイク・自転車:注意
植物等の水やり:不要
外でのイベントの開催:難しい
降水量6㎜はどれくらいか目安については別記事で詳しく紹介しています。
降水量7㎜はどれくらいの雨?
7.5mm以上は、とても強い雨で「土砂降り」と表現されます。
傘必須です。
目安
降水量:7mm
雨対策:傘必須
車のワイパー:HI(高速連続稼働)
バイク・自転車:注意
植物等の水やり:不要
外でのイベントの開催:不可
降水量10㎜はどれくらいの雨?
10~20mmは、予報用語では「やや強い雨」と言われ、これこそまさに「本降り」。
地面からの跳ね返りで足元が濡れるので、足元の雨対策が必要になってきます。
この降水量になると、「ざー」という継続的に強い雨音が聞こえます。
当然畑の水やりもいりませんし、外でのイベント事はあきらめましょう。
車のワイパーはHI(高速連続稼働)で稼働。バイクでの移動は危険になるので、出来たら避けた方が賢明です。
目安
降水量:10mm
雨対策:傘必須、足元対策必要
車のワイパー:HI(高速連続稼働)
バイク・自転車:危険
植物等の水やり:不要
外でのイベントの開催:不可
降水量10㎜はどのくらいの雨かについては別記事で詳しく紹介しています。
降水量30㎜はどれくらいの雨?
20~30mmは予報用語では「強い雨」「激しい雨」と表現され、「どしゃ降り」です。
こうなると傘をさしていても、濡れてしまいます。早めに屋内に避難しましょう。
小川や側溝があふれたり、崖崩れの危険が出てくるので、警報が出るレベルになってきます。危険な場所には決して近付かないようにしましょう。
自動車のワイパーはHI(高速連続稼働)で稼働しても、視界不良は避けられません。バイクで更に危険です。
これ以上の降水量(40mm)だと、運転もやめた方がいいレベルになります。
因みに、50mm以上になると災害級になります。地方自治体の指示に従ってください。
目安
降水量:30mm
雨対策:傘があっても濡れる
車のワイパー:HI(高速連続稼働)でも力不足
バイク・自転車:大変危険
植物等の水やり:不要
外でのイベントの開催:不可
降水量の目安についてまとめ!
ここまで、『降水量mm目安はどれくらい?』を説明してきました。
まとめは、こうなります。
降水量、目安として2mmからは傘があった方がいいです。5mmからは「本降り」なので本格的な対策を。
ということでした。
雨の日もきちんと対策すれば、濡れて不快になることを避けることが出来ます。
事前に降水量をチェックして、万全の備えをしましょう。