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カレーで胃もたれするのはなぜ?原因や対策方法を紹介!

2023年2月3日

カレーは胃もたれしやすい食べ物

「カレーが好きだけど、食べた後の胃もたれが辛い!」

このような経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか?

 

カレーライスは日本の国民食の一つで「1年間で食べられるカレーは100億食を超える」というデータもある程、私達の生活に根付いています。

日本人がこよなく愛するカレーですので口にする機会も多いと思いますが、その度に胃もたれしてしまっては大変です。

 

カレーが好きだけど胃もたれが怖くて満足に食べれない!胃もたれはなぜ起こるのか原因を知りたい!

そのような方に向けてカレーで胃もたれするのはなぜなのかその理由について、胃もたれを防ぐための対処方法について詳しくご紹介しています。

 

カレーは胃もたれしやすい食べ物?

 

「カレーをおかわりして食べすぎたらお腹をくだしてしまった…。」

「安いカレールウを使ったら胃がもたれて気持ち悪くなってしまった…。」

 

カレーを食べて胸やけがした、胃もたれしたという話はよく聞きます。

そもそもカレーはなぜ胃もたれしやすいのでしょうか?

 

胃もたれとは?

食べた物は平均2、3時間で消化され、胃のぜん動運動によって小腸へ押し出されます。

暴飲暴食や油脂の摂りすぎで胃の消化機能が追いつかなくなる(消化不良)と、ぜん動運動がうまくいかず食べたものが胃に留まる時間が長くなります。

これがいわゆる胃もたれの原因となります。

 

カレールウには、多くの動物性油脂が含まれています。

そのため、カレールウを使ったカレーは消化に時間がかかり、吐き気や下痢、胃もたれの原因となる消化不良を引き起こしやすい食べ物だと言えます。

 

カレーで胃もたれするのはなぜ?原因を調査!

カレーが胃もたれを引き起こしやすいということは述べましたが、具体的にカレーの何が胃もたれの原因になっているのか詳しく見ていきましょう。

原因① 動物性油脂が多い

市販のカレールウは、およそ1/3が脂質だと言われています。

 

原材料を見ると、小麦粉と食用油脂(牛脂・豚脂やパーム油)が最初に記載されており、野菜やカレー粉よりも多く使われていることがわかります。

商品によっては、原材料の中で小麦粉よりも油脂が多く含まれているなんてことも!

 

このように、動物性油脂が多く含まれているため、消化不良を引き起こします。

 

原因② 香辛料が多い

カレーをつくるのにかかせないカレー粉は、数種類の香辛料(スパイス)を粉にして配合したものです。

 

日本で一般的なエスビー食品の赤缶カレー粉には、ターメリック、コリアンダー、クミン、赤唐辛子など30種類以上の香辛料がブレンドされています。

香辛料には代謝アップや美肌効果など、健康を促進する作用がある、一方で過剰に摂取すると胃酸の過剰な分泌を促し、胃粘膜を傷つけるなど胃腸に負担がかるものです。

また、唐辛子に含まれるカプサイシンという成分は胃腸のぜん動運動を促すため、摂取し過ぎると下痢や胃痛を引き起こします。

 

原因③ 大食い早食いになってしまう

カレー独特の香りのもととなるクミンには食欲増進の効果があり、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。

暴飲暴食は消化不良を引き起こします。

また、カレースプーンですくって食べると、ひと口の量が多くなります。

おかずからご飯と箸で一品ずつ口に運ぶよりも食事時間が短くなり、結果、大食い、早食いに繋がってしまうのです。

早食いになると咀嚼回数が減り、消化不良の原因になります。

 

カレーの胃もたれ対策は?

 

カレーが胃もたれを引き起こすことはここまで述べてきた通りですが、カレーを食べるのはやめられないですよね。

大好きなカレーを心置きなく食べるため、胃もたれの対策をご紹介します。

 

対策① 緑黄色野菜と一緒に食べる

緑黄色野菜には胃腸の働きを助ける成分が多く含まれています。

にんじんにはカロチン

キャベツやブロッコリーにはキャベジン

 

このような成分が胃腸の働きを助けます。

 

対策② 食後にヨーグルトを食べる

ヨーグルトは胃酸の過剰な分泌を抑えて胃の粘膜を保護する働きがあり、香辛料の胃酸の分泌を促す作用を抑えてくれます。

また、胃腸の調子を整える働きがあるので消化不良の解消が期待できます。

インドでカレーと一緒にヨーグルトからできたラッシーを飲むことを見ても、カレーとヨーグルトの食べ合わせはオススメです。

 

対策③ カレールウではなくカレー粉を使う

前述の通り、カレールウには油脂が多く含まれており消化不良の原因となります。

一方でカレー粉は数種類のスパイスを粉にしてブレンドしたもので油脂は含まれていません。

カレールウではなくカレー粉を使うことで、消化に良い胃腸への負担が少ないカレーになります。

 

対策④ 温かいウーロン茶を飲む

ウーロン茶にはウーロン茶ポリフェノールが含まれています。

このウーロン茶ポリフェノールには脂肪の消化・吸収を促す酵素の動きを抑える効果があり、脂肪の排出を助けます。

特に黒ウーロン茶に含まれるウーロン茶重合ポリフェノールは、脂肪の吸収を阻害・排出する働きが強く、胃もたれを防ぐことができます。

また、冷たい飲み物は胃腸に負担となるためウーロン茶は温かいものが良いでしょう。

 

対策⑤ 胃腸薬を飲む

それでも、胃もたれが気になる…。

「確実に胃もたれを防ぎたい!という方は、胃腸薬を飲みましょう。

胃もたれを防ぐ市販の胃腸薬は効果によっていくつかのタイプに分類されます。

特にカレーを食べたことによる胃もたれに効果を期待できるものは次の3タイプです。

①胃酸に働きかけ、分泌を抑えるもの

②胃の粘膜を保護するもの

③消化酵素が含まれていて、消化を助けるもの

 

香辛料のきついカレーを食べて胃がもたれた場合は①か②、食べ過ぎ、油脂の摂りすぎでの胃もたれのときには③タイプの胃腸薬を選ぶのが良いでしょう。

 

カレーで胃もたれするのはなぜ?原因や対策方法を紹介!についてまとめ!

 

カレーで胃もたれする原因は、油脂の摂りすぎ香辛料の摂りすぎ食べ過ぎで胃に負担がかかることです。

なぜ胃もたれするのかがわかれば対策が取れます。

自分の胃もたれの原因がどれなのか、この機会に振り返ってみてください。

正しい対策がとれれば、胃もたれを気にすることなく大好きなカレーを楽しめますよ!

 

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