伝統的な行事の13参りの意味や由来について紹介させて頂きます。
13参りとは、江戸時代から現在まで行われている京都が発祥地の伝統行事です。
ですが、多くの日本人でもこの行事をわからないことが多いでしょう。
京都ではこの13参りを毎年行って参拝をしています。
しかし13参りとは、京都だけが行っていることなのでしょうか?
今回は「13参りとは?京都だけ?意味や由来について紹介!」と題してお送りします。
Contents
13参りとは?
13参りとは、江戸時代(1608年〜1868年)の中期から伝統行事としてありました。
江戸時代の子供たちは、13歳で大人の仲間入りしてその子供達のことを元服(げんぷく)と言います。
13参りで初めて大人の晴れ着を着せて大人としての自然な立ち振る舞いをさせていたそうです。
当時の年の筋目で13歳の男女ともに厄年であることから、厄祓いの意味もあります。
13参りの意味や由来は?
現在の13参りは、厄祓いや開運のためにお寺に参拝する行事のことです。
他にも呼び名があり、「知恵もうで」や「知恵もらい」とも言います。
無限の知恵を持つと言われる虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)様に参拝することで、成長する知恵を授けてもらうという由来があります。
13参りには、無事に成長したことに感謝して立派な大人になれるように祈念する意味があるようです。
13参りは京都だけ?
13参りは京都だけではなく、大阪や関西地方中心にも行われている行事です。
ですが、最近広がり続けていて関東地方の一部地域にも13参りが行われています。
まだ関東では一部だけなので、関西地方に住んでる方以外は知らない方も多いようですよ!
13参りは何歳?
13参りする年齢は満13歳で参拝することです。
数え年13歳の男の子と女の子が知恵を貰うために京都市の虚空蔵法輪寺(こくうぞうほうりんじ)に参拝します。
他にも、大阪府の太平寺(たいへいじ)や奈良県の弘仁寺(こうにんじ)でも行われているようですが、他のお寺でも13参りできますので大丈夫です。
13参りとは、お寺に行って年齢満13歳で知恵を貰うために参拝することがわかります。
13参り早生まれは?
早生まれの方でも満年齢に合わせて参加することができます。
昔の1〜3月の早生まれは、小学校卒業して中学校入学の春休みが13参りの時期でありました。
しかし、現在の早生まれは年齢にはこだわらずに節目になる小学校卒業〜中学校の春休みが13参りの時期になります。
時代が変わって伝統行事の考え方が変化したのだと感じられそうです。
13参りはいつ行くの?
13参りは4月13日ごろに参拝することになっています。
ですが、参拝することが難しい場合は3月13日〜5月13日の間にいくと良いでしょう。
お寺によっては、1年中13参りの受付をしている所もあります。
13参りはいつまでに行くの?
13参りはいつでも行くことは可能です。
七五三のように、数え年や年齢にこだわらず13参りする方が増えてきています。
現在の13参りは小学校卒業したタイミングで参拝する人が増えてきており、卒業するタイミングで卒業袴(そつぎょうはかま)を身につけて記念写真を撮るようです。
小学生の時に袴を着て卒業をするのは思い出としてとても良いと思います。
13参りとは?についてまとめ!
今回は「13参り」について紹介しました。
江戸時代から始まった行事で京都が発祥の地ということもあり関西を中心に行われています。
しかし、最近では関東でも行われていますので今後全国的に広がるかもしれませんね!
この記事で13参りの意味や由来を知っていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。